湯シャンで薄毛や禿げを防止。湯シャンのメリット・デメリットとやり方。

湯シャンで薄毛や禿げを防止。湯シャンのメリット・デメリットとやり方

薄毛や禿げの原因は遺伝による要因が強いことがわかっています。

つまりどんな薄毛対策や抜け毛対策をしたとしても、禿げるときは禿げてしまうわけです。

ですが、そうだとわかっていても日頃のケアによって少しでも頭皮環境を守り、そして薄毛の進行を予防することはできるはずです。

今回は薄毛・禿げ対策の1つとして「湯シャン」についてメリット・デメリット、湯シャンのやり方について紹介します。

目次

湯シャンとは?

湯シャンとはシャンプーやリンスなどを使わずに、お湯だけで髪を洗うことを言います。

薄毛の原因は毎日のシャンプーにある?

薄毛の原因の1つに毎日のシャンプーが原因であることがわかっています。

その理由はシャンプーは洗浄力が強く、かえって頭皮を乾燥させてしまい、乾燥した頭皮を保湿しようと、過剰に皮脂が分泌されてしまうからです。

皮脂が分泌されると毛穴に汚れが溜まりやすくなったり、髪の細胞を維持するために必要なエネルギーを、皮脂を分泌するためのエネルギーに使ってしまうため、髪本来の健康を維持するエネルギーが髪に行き渡りづらくなるからです。

毎日シャンプーをすると頭皮や髪を清潔に保つことができますが、髪や頭皮の汚れの8割は水だけで落とすことが可能です。つまりシャンプーを使わなくても髪や頭皮の汚れは、ある程度落とすことが可能です。

そこでシャンプーを使わずにお湯だけで髪や頭皮の汚れを落とす「湯シャン」が話題になっています。

湯シャンのメリット

湯シャンのメリットは主に6つあります。

  • シャンプーを使うより髪や頭皮への刺激が優しい。
  • 頭皮の乾燥を軽減できる。
  • 皮脂の分泌を抑えることができる。
  • 頭皮環境が良くなる。
  • 髪を洗う時間を削減できる。
  • シャンプーやリンスを購入する費用を節約できる。

湯シャンで髪を洗うと、シャンプーを使用して髪を洗うのと比較して、頭皮の乾燥を軽減でき、皮脂の分泌を抑制することができます。そして湯シャンを毎日することによって、頭皮環境が改善することが可能です。

また、単純にシャンプーやリンスを使う時間と費用を削減することができるので、時間とお金の節約にも繋がります。

湯シャンのデメリット

湯シャンのメリットを説明しましたが、逆に湯シャンのデメリットについても説明します。湯シャンのデメリットは主に3つあります。

  • ワックスなどの整髪料を落とせない。
  • 髪がベタついてさっぱりしない。
  • 匂いが発生する可能性がある。

湯シャンのデメリットはシャンプーに比べて洗浄力が低いので、ワックスなどの整髪料を落としきれないことがあります。

また、髪をお湯で洗っても髪に皮脂のベタつきが少し残ってしまうため、洗い上がりがさっぱりしない仕上がりになります。また人によっては頭皮から体臭が漂う可能性もあります。

ただ、髪のベタつきや匂いについては、湯シャンを継続していくうちにだんだん軽減されていきます。

理由は湯シャンを始めたばかりは、まだ頭皮が乾燥しがちになってしまうため、皮脂が多く分泌されるからです。しかし湯シャンを毎日継続することによって、頭皮が乾燥しにくくなり、それに比例して、髪のベタつきや匂いの原因である皮脂の分泌量が減ってくるからです。

湯シャンのやり方

湯シャンのやり方はとても簡単です。シャンプーやリンスを使わずにお湯で頭皮の汚れを取るだけです。

具体的なやり方を説明します。

1. 髪を洗う前にクシで髪をブラッシングする。

髪を洗う前にクシで髪をブラッシングします。

ブラッシングには髪の流れを整える効果の他にも、髪に付着した埃や細かい汚れを取り除く効果があります。ブラッシングをするのとしないのとでは、湯シャンの仕上がりが違ってくるので、お湯で洗う前にブラッシングすることを心がけてください。

2. 38〜40度前半のお湯で、指の腹を使って洗う。

頭皮の汚れや皮脂は38〜40度前半のお湯で落とすことができます。

ぬるい温度だと皮脂汚れを落としづらくなり、逆に高温すぎると頭皮や髪を痛めて逆効果なので、大体38〜40度前半が適温です。

また頭皮を洗う時は指の腹を使って、優しくマッサージするようにして洗うと効果的です。

3. タオルとドライヤーを使って乾燥させる。

髪を洗い終えたらタオルでしっかり水気を取ります。これをタオルドライと言ったりします。

ここで水気を十分に取らずに、ドライヤーの熱だけで髪を乾かしてしまうと、熱で髪のキューティクルを痛める原因にもなります。

なるべくタオルで水気を取ったあとに、ドライヤーで乾かすという順番で髪を乾かしてください。

まとめ

湯シャンのメリット・デメリット、やり方について説明しました。

湯シャンを始めた頃は髪のベタつきが取れなくて、最初は抵抗があるかもしれませんが、湯シャンする日を継続していくと、皮脂の分泌が収まってだんだんベタつきが気にならなくなります。

髪の匂いが気になってしまう人は、人に合わない日の前日だけ湯シャンしてみる、という方法もはじめは良いかもしれません。

薄毛や禿げの防止は日々の生活習慣で決まってくると言っても過言ではありません。毎日コツコツ頭皮環境をケアしていきましょう。

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