海外旅行や海外出張に行った時に、現地では日本の電波が繋がらないため、通常ではメールを送受信したり、Webページを閲覧したりするなどのインターネット通信を利用することができません。
海外でインターネットを利用するためには大きく4つの手段があります。1つ目はdocomo、au、Softbank、Y!Mobileの海外通信オプションを利用する方法、2つ目は現地のWiFi環境のみで過ごす方法、3つ目はモバイルWiFiルーターをレンタルする方法、そして4つ目は現地のSIMを購入して利用する方法です。
結論から言うと4つ目の現地のSIMを利用する方法が1番おすすめです。
今回は4つの手段のメリット・デメリットを説明します。使っているスマホや端末の環境によってできるできないがあるので、よく考えて選択しましょう。
1.キャリアの海外通信オプションを利用する
docomo、au、Softbank、Y!Mobileのキャリアを契約しているスマホは、海外通信オプションを利用することができます。利用方法は各社のサイトに載っているので確認してみてください。ここでは具体的な申し込み方法は省略します。
料金は1日あたり980円〜からの価格帯になっています。一定の容量以内で使えば1日980円で利用することができますが、一定容量を超えると上限2,980円の価格設定が多いようです。
キャリアの海外通信オプションは高いイメージがありますが、昔に比べたら全然安くなっています。それでも価格的には安くはないですが、キャリアの連絡窓口に申し込むだけなので1番手間の掛からない方法です。
2.現地のフリーWiFi環境のみで過ごす
国にもよりますが、海外では日本と違って街中にフリーWiFiの環境が整っている傾向があります。空港はもちろんホテルや有名な観光スポットには大体フリーWiFiの電波が飛んでいます。
頻繁にインターネットに接続する必要性がない人は現地のフリーWiFi環境のみで過ごすのも1つの手段です。
3.モバイルWiFiルーターをレンタルする
海外に出発する前にモバイルWiFiルーターをレンタルしておく方法もあります。レンタルWiFiの料金プランは国や滞在日数に応じて料金が変動する会社が多いです。
イモトのWiFiをイタリアで利用する仮定で説明すると、4G・LTE回線で契約した場合、1日あたり500MBの容量を1,580円で利用することができます。それにプラスしてWiFiルーターの受け取り手数料が450円〜ほど掛かります。
レンタルWiFiの場合、現地での通信手段を確実に確保できるのがメリットですが、通信料金はそれほど安くはなく、また申し込み、受け取り、返却などの手間がかかるのがデメリットです。
4.現地で使えるSIMを利用する
1番おすすめのやり方は現地のSIMを購入して、SIMフリーのスマホやモバイルWiFiルーターに購入したSIMを挿して使う方法です。
ただし自分のスマホがキャリアのSIMしか使えない場合やモバイルWiFiルーターを持っていない場合は、このやり方は使えません。
現地SIMは現地で購入しても良いし、日本国内にいる時にAmazonで購入することもできます。現地での言葉のコミュニケーションをうまく取れる場合は問題ないと思いますが、コミュニケーションに自信がない人は出発前にAmazonで購入して設定しておくことをおすすめします。
現地SIMは何より通信料金が安いのが特徴です。仮に香港に行く仮定で説明すると、香港の現地SIMはAmazonで最安590円〜ほどで購入することができます。容量は購入するSIMにもよりますが、4日間で容量無制限などがあります。容量制限があっても通信速度が低速になるだけで全く使えないことはあまりありません。
そして購入したSIMはスマホに挿して現地の通信エリアに入った時に使うことができます。スマホやモバイルWiFiルーターによってはAPNの設定をしなくてはいけないことがありますが、ググればやり方が出てくるの困ることはまずありません。
またAmazonでSIMを購入する場合はレビューを読んでおくと安心できます。使う端末によってはSIMを挿しても使えない場合も稀にあるみたいなので、使った人のレビューを見て購入を判断してください。
アメリカで使えるSIM
ヨーロッパで使えるSIM
中国・香港で使えるSIM
まとめ
以上が海外旅行や海外出張に行った時にインターネットに接続する方法です。
1番おすすめは現地のSIMを購入する方法です。2番目はキャリアの海外通信オプションを利用する方法です。3番目はモバイルWiFiルーターをレンタルする方法です。
そこまで海外でネットを使う必要がなければ、現地のフリーWiFiを頼りにに過ごすのも良いでしょう。海外でネットを使う頻度や持っている端末の状況によって1番良いやり方を選択してみてください。