Webデザイナーが就職・転職活動する時にWeb制作会社で働いた方が良いのか、Webサービスを展開している事業会社で働いた方が良いのか、迷うことがあると思います。
今回は制作会社と事業会社のどちらで働くのが良いかについてそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
Web制作会社で働くメリットとデメリット
説明するまでもありませんがWeb制作会社とはWebサイトの制作を請け負う会社のことを言います。
小さい規模の会社だと5名未満、中規模だと20〜50名程、大規模だと100名くらいの従業員が所属している制作会社があります。
Web制作会社で働くメリット
Web制作会社で働くメリットは以下です。
- いろんなジャンルのサイトを制作できる。
- 幅広く高度なWeb制作スキルが身につく。
- 作ることに特化している。
- ディレクション、フロントエンド、Webマーケティングなど幅広い知識が吸収できる。
Web制作会社はいろんな業界や企業からの制作依頼が来るため、ジャンル問わずいろんなサイト制作を経験できます。
また、作ることに特化しているため、高度な制作スキルを身につけることができるので、初心者Webデザイナーの登竜門でもあります。
Web制作会社で働くデメリット
Web制作会社で働くデメリットは以下です。
- プロジェクトによって短納期の案件がある。
- 残業が多い(個人的な経験)
- クライアントに左右される
受託制作をメイン事業にしている制作会社が大多数なので、クライアントの傾向や納期に左右されやすいです。
そのためプロジェクトによっては短納期の案件もあり、それに間に合わせるために残業が多くなってしまうこともあります。
ただし、制作会社の人数や体制、プロジェクトの進行管理などがしっかりしていればその限りではありません。
Web事業会社で働くメリットとデメリット
Web事業会社とは自社でWebサービスを事業展開している会社のことを言います。日本企業でいうとメルカリ、Yahoo、楽天、サイバーエージェントなどがイメージしやすいと思います。
事業会社はスタートアップ企業だと従業員数十名からあり、成長〜大企業だと100名以上の従業員が在籍している企業もあります。
Web事業会社で働くメリット
Web事業会社で働くメリットは以下です。
- 分業がしっかり分かれている。
- 自社サービスなので制作会社と比較して納期が緩やか。
- 各分野のスペシャリストが在籍している。
- 給料が制作会社と比較して良いところ多い。
などがあります。制作会社は社外のサイトを作るのに対し、事業会社は社内のサイトやサービスを対象としているので、体制がしっかりしているところが多いです。
Web事業会社で働くデメリット
Web事業会社で働くデメリットは以下です。
- 1つのサービスやサイトを運用・追加改修する。
- スキルが固定されやすい。
- 人数の多い会社だと風通しが悪い会社もある。
などがあります。事業会社は1つのサイトやサービスを育てていくスタイルなので、基本的に1つサイトを運用したり・追加改修をすることがメインでゼロから制作があまりありません。
そのためそのサイトやサービスに依存したスキルで固定されやすくなるデメリットがあります。
自分のやりたいこと・実現したいことで会社を選択する
制作会社と事業会社のメリット・デメリットを比較しましたが、どちらも一長一短な部分があります。
個人的にはWebデザイナーとして基礎からスキルをしっかり身につけたいと思うのであれば制作会社、大きなサイトを担当したいというのであれば事業会社を選択するのが良いと思います。
就職・転職のやり方
制作会社と事業会社に就職・転職する方法は色々ありますが、王道は転職サイトに登録して気になった企業に応募するやり方が王道です。
レバテックキャリア
レバテックはIT・Web業界に特化したエンジニア・デザイナー向けの転職サービスを展開しています。
まとめ
制作会社と事業会社の違いについて説明しました。
Webデザイナーはさまざまなキャリアプランがあるので、自分がやりたいこと、実現したいことに正直にキャリアを構築のが良いでしょう。