リモートワーク(テレワーク)のメリットとデメリット、在宅で仕事をすることで得られること

リモートワーク(テレワーク)のメリットとデメリット、在宅で仕事をすることで得られること

コロナウイルスの流行がきっかけで日本でもリモートワーク(テレワーク)を導入をする企業が増えてきました。
欧米では数年前からリモートワークが定着してきていて、日本でも今後さらにリモートワークで仕事をするスタイルが定着しそうな勢いです。

今回は会社員がリモートワークをすると、どのようなメリットがあるのか、またはどのようなデメリットがあるのか紹介します。

目次

会社に出勤する時間と家に帰宅する時間がなくなる

当然のことですがリモートワークをすると、電車に乗って会社に出社しなくて良くなります。それに伴って必然と会社から家に帰宅することもなくなるので、会社と自宅を行き来する時間が削減できます。

リモートワークの大きなメリットが、会社に出社しなくて良いというのが最大のメリットになるかと思います。
仮に家から会社までの片道の移動時間を1時間と仮定すると、1日2時間、週5日勤務で10時間、月20日勤務で40時間の通勤時間を削減することができます。

1ヶ月で40時間も削減できることを考えると、この40時間を副業に当てる時間に使ったり、習い事に使う時間に使ったり、朝ゆっくり起きて読書するなど、色々時間を有効活用できそうですね。

また東京の会社で仕事している人は高い確率で毎日満員電車に遭遇する生活を送っていると思います。
実は満員電車の中で人が受けるストレス値は、戦場の兵士が抱えるストレス値より高いという調査結果もあります。
つまり毎日満員電車に乗って通勤している人は、会社に着く頃には高い精神的ストレスを抱えた状態で仕事を始めているということです。これでは仕事の生産性も上がるはずがありません。

リモートワークを導入することによって通勤時間を削減することができ、かつストレスも緩和することができるので、この時点でリモートワークを導入しない理由がないのは明白です。

身支度をしなくても良い(スーツを着ない、髪型をセットしない、メイクをしない)

人によっては在宅で仕事をしてても部屋着から外出用の服に着替えたり、髪型をセットする人もいるかもしれません。しかし正直なところ服を着替える必要も髪型をセットする必要も、ましてやメイクをする必要もありません。

なぜなら人に会わないから身なりを気にする必要がないからです。

私は在宅で仕事をしている時は、服は着替えず部屋着のままで、朝起きたら顔を洗って歯を磨くだけで、寝癖を直したり、髭を剃ったりしません。なぜなら特に仕事に支障がないからです。

さすがに顔を映してのオンラインミーティングがある日は服に着替えたり(上着だけ)、髭を剃ったりしますが、会社に出社している時と全く同じスタイルにはしてはいません。相手に不快な気分にさせない最低限の身なりをするだけです。

つまり在宅で仕事をすると身支度を整える時間も労力も削減できます。
なんだかんだ朝の身支度の時間って数分から数十分は毎日時間を使っていると思いますし、メイクをしている人や髪型をセットしている人は化粧品の消耗頻度も削減することができます。これはとても経済的でもあります。

ちなみに男性の人で毎日髭を剃るのが面倒くさいと思っている人は髭脱毛をおすすめします。
私は髭を剃るのが面倒くさいと感じていたので、髭脱毛をしたら青ヒゲがなくなり、髭の処理にかかる時間がなくなりました。髭脱毛については別のページに詳しく書いてありますで、よかったらご覧ください。

経済的に良くなる、お金の出費が少なくなる

在宅で仕事をしていると会社に出社していた頃と比べてお金の出費が少なくなります。

会社に出社していた頃は毎日ランチ代に500円〜1,000円くらいお金を使っている人も多いのではないでしょうか?
またついつい会社近くのコンビニへ寄って、飲み物やお菓子を買ってしまうという人もいるかと思います。
仮に毎日1,000円お金を使っていたと仮定すると、月20日勤務したら20,000円のお金を使っていることになります。

また仕事の終わりに友達や会社の同僚と飲みに行ったりした場合はさらにお金が出ていくことになります。

それに比較して在宅で仕事をしていると、毎日1,000円ランチ代やお菓子代にお金を使うことがなくなるかと思います。
毎日ウーバーイーツを頼んでいたら微妙ですが、在宅での食事を自炊に切り替えれば会社に出社していた頃の出費額に比べればかなり削減できると思います。

また在宅なので、仕事が終わったらわざわざ人を誘って、飲みに出かけるということも必然となくなると思います。

今までランチ代や飲み代に使っていたお金は、勉強するための自己投資に使ったり、欲しい物を購入するために使ったりできると思うので、リモートワークは経済的に合理的な働き方になります。

会社にいる時の精神的ストレスがなくなる

人によっては職場内に嫌いな上司や苦手な同僚がいる、という人もいるかと思います。

在宅になると顔出しのオンラインミーティング以外は基本的に顔を合わせて会話することがなくなります。
また同じ空間に居て、近くで仕事をするということがそもそもできなくなりますので、自分と合わない人と物理的に距離が離れると思うので、精神的ストレスがかなり緩和されるのではないでしょうか。

在宅でもメールやチャットツールでの職場内のコミュニケーションは、仕事上避けることができませんが、対面で接する時より大分楽な状態になるかと思います。

そして繰り返しになりますが、在宅で仕事をすると通勤電車に乗ることがなくなりますので、移動で受ける無駄な精神的ストレスも皆無になります。

住む場所を自由に決められる

リモートワークになると、住む場所も自分の好きな場所に住んで仕事をすることができます。

会社に出社していた頃は、会社近くの場所や交通の便が良いエリアに住むのが、時間を有効活用できるため良いとされていましたが、リモートワークになると会社に出社しなくて良いので、わざわざ交通の便を考えたり、家賃の高い都心に住む必要がありません。

ですので家賃の低くて部屋の間取りが広い部屋に住むこともできますし、極端な話ですが会社から100km離れた田舎に住んで在宅で仕事をすることだって可能です。
実家の両親が高齢になって心配という人は、実家近くの場所や実家の親と一緒に住んでも何ら問題はありません。

仮に年に数回の対面での打ち合わせなどが必要になった場合は、その都度交通費を会社に経費として申請すればいいわけです。

自分の好きなように仕事場を調整できる

前述で会社からの距離を気にせず住む場所を自由に決められると説明しましたが、家の中で仕事しなくてもネット回線とPCがあればどこでも仕事ができてしまいます。

例えば家の近くの公園のベンチで、森林浴をしながら仕事することだって可能ですし、近所のカフェに出かけてコーヒーを飲みながら仕事することも可能です、田舎に住んでいる人は山や海を眺めながら仕事をすることだって可能です。

午前中は家で仕事をして、午後は気分を変えてカフェで仕事をするという感じで、日や時間によって仕事場を転々とすることだって可能です。

ここで注意する点は、カフェなどにある無料のWi-Fiを使用するとセキュリティ的に危ないので、自分で用意したモバイルWi-Fiルーターを使用しましょう。またPCの画面が他人に見れる環境もセキュリティ的に良くないので、情報漏れがないようにしっかり対策した上で作業しましょう。

旅をしながら仕事をすることだって可能なのです。

仕事の合間に家事や育児ができる

会社に出社して仕事をする生活を送っていると、掃除や洗濯などの家事は休日にまとめてやる人も多いと思いますが、在宅で仕事をすると平日の仕事の合間に家事をすることができます。
家のこと以外でもクリーニング屋さんに行ったり、近所の歯医者の予約も取りやすかったりします。

また幼い子どもがいる家庭では仕事の合間に食事を与えたり、身の回りの世話などの育児もすることができます。
子どもが風邪をひいたり、体調を崩してしまった時も安心して家で看護することができます。

保育園や幼稚園の送り迎えも会社に出社している時より大分負担が少なくなるかと思います。
仕事と子育ての両立はなかなか難しいことが多いですが、在宅勤務に切り替えることで両立がしやすくなるのではないでしょうか。

家族と過ごす時間が増える

家族と過ごす時間はある意味、仕事よりも重要なかけがえのない時間です。在宅勤務になれば自然と家族や同居している人と一緒に過ごす時間が長くなります。

また1人暮らしをしていて、両親が心配な人は実家に戻って一緒に生活したり、実家の近所に引越して時々一緒に過ごすこともしやすくなります。

今までの働き方はなんとなく仕事が最重要ファクターの位置にあり、家族は二の次という感じでしたが、リモートワークが普及することによって、この均衡が逆転または同等の位置になり、仕事以外での人生を見つめ直す良いきっかけになります。

デメリット1. 職場の人とコミュニケーションが少なくなる

リモートワークのメリットは紹介しましたが、逆にデメリットについて紹介します。

1つ目は職場の人とコミュニケーションが少なくなるです。これはリモートで仕事をしていると、ある程度のコミュニケーション不足はどうしても生じてしまいます。

今までは仕事で分からないことがあったり、教えてほしいことがあれば近くに上司や先輩がいて、手軽に対面で会話することができていましたが、リモートになるとチャットツールやオンラインミーティングで相手と意思疎通を図らないといけないので、相手に伝わりやすくわかりやすい文章を書く能力や、身振り手振りなしで言葉だけで相手に伝える能力が必要になってきます。

また雑談を全くしなくなって職場の人の最近の近況が分からない場合などは、週1で全体ミーティングを開いて、冒頭の10分だけ雑談する時間を設けるということをやってみると良いと思います。

デメリット2. やたらオンライン会議が増える

社内にいると気軽に仕事の相談や質問ができましたが、リモートになるとそれができなくなるため、その変わりにオンラインミーティングがやたら増えることに繋がります。

人間は1つの作業を中断されて、元の作業に戻って集中するには約30分の時間が必要だと言われています。

つまりオンライン会議が増えるとその都度作業を中断し、また作業に戻り、の繰り返しが増えるので、自分の作業に集中できる時間が会社で仕事している時と比べて少なくなります。

ですので極力オンライン会議をわざわざしなくても良いように、タスク管理ツールやチャットツールをうまく活用してリモートでの作業効率化を図りましょう。

デメリット3. 人によってはリモートだと集中できない

人によっては家で仕事すると集中できないという人もいると思います。学生時代に家だと勉強できないという感覚に近いかもしれません。

しかしこれからリモートワークが主流になっていく時代で、家だと仕事に集中できないことは致命的になっていきます。

それでは家で集中するためにどのような対策をすれば良いかというと、部屋の中に仕事用のスペースを設けることです。具体的には仕事専用のデスクや椅子を用意して仕事に適したPCを用意して仕事をするようにすれば、人間の脳はこの場所は仕事をする場所なんだと錯覚して、脳が仕事モードに切り替わりやすくなります。

まとめ

会社員がリモートワークに切り替えるとどのようなメリットがあるのか紹介しました。

正直リモートワークの方が経済的にも時間的にも合理的なことが多いので、リモートワークが可能な会社に勤務している人は、今すぐリモートワークに切り替えた方が良いと思います。

逆にリモートワークならではのデメリットも少なからずあるので、そこらへんは多少改善できる方法もあるので、うまく対策を考えながら仕事をしていきましょう。

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