モバイルWi-Fiルーターを使って、毎月のスマートフォンの通信料を3,000円削減する方法を見つけたので、そのやり方について紹介します。
私は最近までソフトバンクのキャリアでiPhone5Sを使っていました。
今はmineo(マイネオ)というMVNO(格安SIM)を使ってSIMフリーのiPhoneSEを毎月安く運用しています。
しかしMVNOのことは何となく理解しているけど、いざキャリアを解約するのはまだ少し抵抗がある人はたくさんいると思います。私も前まではそうでした。
しかしキャリアに月々7,000円〜8,000円の通信費を払い続けるのはもったいないと感じたので、ソフトバンクを解約せずに月々の通信費を削減する方法はないかと模索したところ、1つ方法がありましたので、今回はそのやり方を紹介します。
【結論】料金プランを変更してモバイルWi-Fiルーターを使う
長々と説明するのは読者の方に失礼なので先に書きますが、結論から説明するとソフトバンクのデータ通信を最小限にとどめて、モバイルWi-FiルーターのWi-Fiに繋いでデータ通信を行うということです。
詳しい説明は下記に書きましたので、ぜひ最後まで読んでください。
削減前のソフトバンクの料金プラン(ホワイトプラン)
早速通信費の削減に取り組みたいところですが、まずは現状の通信費を把握する必要があります。
削減前の1ヶ月分の通信費(iPhoneでホワイトプラン)
934円(ホワイトプラン基本料金)+ 300円(ウェブ使用量)+ 5,700円(パケットし放題フラット for 4G LTE)+ 通話料 = 7,488円(税抜き)
ソフトバンクでiPhoneを使った場合のデータプランは、スマホ放題とホワイトプランの大きく2つのデータプランがあります。(2017年2月時点)
私はホワイトプランの「パケットし放題フラット for 4G LTE」を適用して、月々最低約7,488円(税抜き)で運用していました。
1年に換算すると、7,488円 × 12ヶ月 =89,856円となります。
こう見るという結構な金額をキャリアに支払っていることがわかりますね。
削減方法1. データプランを変更する。
前置きが長くなりましたが、ここから具体的な削減方法を説明していきます。
先ほど私はホワイトプランのデータプラン「パケットし放題フラット for 4G LTE」を適用していると説明しました。
まずはこのデータプランを変更します。
ホワイトプランには2つのデータプランがあります。「パケットし放題フラット for 4G LTE」と「パケットし放題 for 4G LTE」です。
私は前者の「パケットし放題フラット for 4G LTE」を適用していたので、後者の「パケットし放題 for 4G LTE」に変更しました。
理由は「パケットし放題フラット for 4G LTE」はどんなに使っても使わなくても一定の定額料が適用されるのに対し、「パケットし放題 for 4G LTE」は2段階定額制なので、データ量が少ない(5MB未満)場合は定額料を1つ安い段階にとどまることができるからです。
2つのデータプランの違いを説明します。
パケットし放題フラット for 4G LTE
■基本データ料金 月5,700円
パケットし放題フラット for 4G LTEは定額5,700円でウェブも動画もメールも使い放題の定額サービスです。データ量を使った月でも使わなかった月でも一定の料金が適用されます。
パケットし放題 4G LTE
■基本データ料金 月最低2,000円〜上限6,200円
パケットし放題 4G LTEは月2,000円から上限6,200円の定額サービスです。
月のデータ量5MBまで使った場合は2,000円で5MBを超えると6,200円の料金が適用される。2段階定額サービスです。
削減方法2. モバイルWi-Fiルーターを使う
データプランを変更したら次はSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを購入します。
ここでのポイントはキャリアが扱っているモバイルWi-Fiルーターではなく、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを使います。その方が月々の通信費を安くできます。
私はSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターを持っていなかったので、思い切って購入しました。
私が購入したモバイルWi-FiルーターはNECの「Aterm MR04LN」です。
ここでは詳しいスペックの説明は省きますが、簡単に特徴を説明すると、重量は111gと軽く、持ち運びにはまず苦になりません。
バッテリーの持ちもWi-Fiテザリング時で12時間と1日の行動時間をカバーできます。そして通信品質も優れています。ネットでの評価も好評です。
価格は私が購入した当時は税込み14,800円でしたが、amazonで見るとや安くて13,000円代(2017年2月時点)で購入できるみたいです。
削減方法3. SIMカードを手に入れる
モバイルWi-Fiルーターを手に入れたら、それを使うためのSIMカードが必要です。SIMカードは様々な格安SIM業者が発行していますが、私はOCNモバイルONEのデータ専用SIMカード(3MBで1,100円)で契約しました。
理由は自宅で使うインターネットのプロバイダがOCNだったので、合わせて契約すると月々のネット料金が少し割引(固定回線のプロバイダがOCNだと-200円割引)させるからです。
肝心の通信品質も悪くはなく、いろんなSIM業者の中でバランスが取れていそうな会社だったので、OCNに決めました。
SIM業者を選ぶ時のポイントは料金体系と通信品質を見て比較するのがポイントです
ただ通信品質は日や時間帯、周りの環境(建物など)などによって変化するので、一概には言えませんが、大体安定的な通信速度が出ている業者を選べば問題ありません。
SIMを手に入れたら、モバイルWi-Fiルーターに差し込み、各モバイルWi-Fiルーターの説明書に従ってアクティベートしてください。
普段はモバイルWi-FiルーターのWi-Fiを常に繋いで使う
料金プランの変更とモバイルWi-Fiルーターの準備ができたら、あとは簡単です。
常にモバイルWi-FiルーターのWi-Fiに繋いでデータ通信を使用するだけです。
つまりソフトバンクのデータ通信を最小限にとどめてモバイルWi-FiルーターのWi-Fiに繋いで、データ通信料を削減すらことで、月々の通信料を削減することができるのです。
削減後の通信料
ソフトバンク
934円(ホワイトプラン基本料金)+ 300円(ウェブ使用量)+ 2,000円(パケットし放題フラット for 4G LTE)+ 通話料 = 3,236円(税抜き)
OCN モバイル ONE
900円(データ通信専用3GBプラン※OCN光セット割引適用)
OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 3GB/月コース
合計
3,236円(ソフトバンク)+ 900円(OCNモバイルONE)= 4,136円(税抜き)
削減前と削減後の差額
7,488円(削減前)− 3,236円(削減後)= 3,352円
料金プランとモバイルWi-Fiルーターを併用することで、毎月3,352円も削減できます。
年間で見ると3,352円 × 12ヶ月 = 40,224円削減することができます。
メリット
月々の通信料が削減できる。
削減したお金を違うことに使える。
デメリット
- 最初だけめんどくさい。
- モバイルWi-FiルーターとSIMカードを購入するので、初期費用が掛かる。
- モバイルWi-Fiルーターを持ち運ぶのがめんどくさい(慣れる)
- Wi-Fiルーターのバッテリーが切れたら大変。
感想
今はキャリアを解約して格安SIMにMNPしましたが、私はこのやり方を1年間やってみました。
料金プランの変更はそこまで手間ではないですが、モバイルWi-Fiルーターを常に持ち運ぶのはめんどくさかったです。ですが、はじめだけめんどうに感じますが慣れます。
本当です。
はじめのめんどくささと初期費用を我慢するだけで、年間約40,000円の通信料を削減できてしまうので、やらない手はないです。